246:名無しNIPPER[saga]
2017/10/06(金) 18:21:52.00 ID:3Ent1u4Q0
俺も炊飯器から米を茶碗によそってから佑希の向かいに腰掛けた。
米。味噌汁。サラダ。青椒肉絲。
佑希が美味しそうに食べてくれる。
まあ、青椒肉絲は佑希の好物だし、それもそうか。
「ふたりっきりって嬉しいの?」
かかっているテレビがつまらなかったから、さきほどの発言を掘り返した。
"ふたりきり"とか"ふたりだけの"は甘美な響きを持つ言葉だ。前にもこんなことを考えたような気もする。
箸が一瞬止まって、「今更なに言ってんだこいつ」とでも言いたげな視線を向けられた。
「あたりまえじゃん」
「そう」
「ひとりよりはマシじゃん、あたりまえだよ」
「まあ、そうか」
そっちか。そっち以外だったら引く。主に俺が俺自身に。
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