295:名無しNIPPER[saga]
2017/10/09(月) 13:28:04.34 ID:SFz/9XQG0
「昨年は、たしか七十ページくらいだったかな?
みんなデジタルでもアナログでも、好きなものを好きなふうに描いて載せてたよ」
「わかりました」
「私の絵はそんなだったけど、先輩の描いた漫画は結構好評でね。
これは来年もイラスト部は安泰だね! って先輩に言われたんだ」
どういう意図だ、それは。
「漫画も載せられるんですか」
ソラが食いついた。目がキラキラしている。
「うん、自由自由。絵でも文でも象形文字でもなんでもいいよ!」
「すっげーわくわくしてきました」
「そらそらくんならそう言ってくれると思ったよ!」
また二人のハイタッチ。
なんだろうこのノリで生きている感じ。
昨日の今日ですっかり仲良いじゃねえか、少し気を揉んで損した。
「じゃあ決まりね、さっそくヒサシちゃんに伝えてくるから」
軽快な動きで彼女もまた部室を出ていった。
言葉で表すのも難しいほど嬉しそうだった。なぜそんなに、と思うくらいに。
1002Res/840.07 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。