49:名無しNIPPER[saga]
2017/08/28(月) 23:15:33.61 ID:f1RWwZWX0
「お兄ちゃん、ちゅーしよ?」
肩を掴まれて、彼女のぷるんとした小ぶりな唇が近付いてくる。
振りほどこうとすればできるけど、なんかもういいや、と思って動くのをやめる。
すぐに唇が触れる。
ちゅっ、と、音をつけるならそんな感じで。
深いわけではない(あまりそっちのことを知らないからよくわからないけど)小鳥がついばむようなキス。
味はしない。あ、でも少しだけミントの香りがする。
「もっかい」
また軽いキス。何度も何度もされる。
そのうち少しだけ体が火照ってきて、ふわりと意識が飛びそうになる。
座りながら立ちくらみ的な。千鳥足なう、奈雨と。意味わかんねえ。
「今度はお兄ちゃんからしてよ」
彼女はそう言って瞼を閉じる。
断る理由もないなあ、と半ば諦めて、すぐに近付いてキスをする。
漂う義務感。でも、別に嫌ってわけでもない。
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