66:名無しNIPPER[saga]
2017/08/30(水) 23:23:34.16 ID:eK00P8zJ0
【気だるげ】
店員さんは変わらず気だるげだ。
67:名無しNIPPER[saga]
2017/08/30(水) 23:24:20.35 ID:eK00P8zJ0
「曇ってますけど?」
「……あ、その。曇ってますね」
68:名無しNIPPER[saga]
2017/08/30(水) 23:25:33.20 ID:eK00P8zJ0
なんだこの会話。
彼女はいつものようにヘッドホンをかけて、ぼーっと外を見つめていた。
見てるのもアレかなと思って、漫画を一巻読み終わったあとに予習を始めた。
69:名無しNIPPER[saga]
2017/08/30(水) 23:26:34.64 ID:eK00P8zJ0
「撫でますか」と言おうと思ったけどやめた。
飼い主はここの店の人だろうし、店員さんはヘッドホンをかけている。
でも、羨ましげな視線を向けられると、それはそれでこっちも気にする。
70:名無しNIPPER[saga]
2017/08/30(水) 23:27:37.59 ID:eK00P8zJ0
「どうやったら好かれると思う?」
「どうだろう」
71:名無しNIPPER[saga]
2017/08/30(水) 23:29:04.84 ID:eK00P8zJ0
「……あの、飲み物のおかわり要りますか?」
「じゃあ、アイスコーヒーで」
72:名無しNIPPER[saga]
2017/08/30(水) 23:30:09.80 ID:eK00P8zJ0
「あ、あの……おばあちゃんが、持ってってあげなさいって」
「おお、ありがとう」
73:名無しNIPPER[saga]
2017/08/30(水) 23:31:01.47 ID:eK00P8zJ0
「あなたは……あ、名前訊いてもいい?」
「未来、しらいしみらい」
74:名無しNIPPER[saga]
2017/08/30(水) 23:32:06.85 ID:eK00P8zJ0
「……漢字、こう書く」
「珍しい」
75:名無しNIPPER[saga]
2017/08/30(水) 23:32:45.17 ID:eK00P8zJ0
「……いつも来てくれてたから、おばあちゃんにもっと愛想良くしなさいって言われてて」
「うん」
76:名無しNIPPER[saga]
2017/08/30(水) 23:33:31.23 ID:eK00P8zJ0
【衝動】
家に帰ると、ふあー、と大きなあくびがでた。
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