713:名無しNIPPER[saga]
2017/11/29(水) 02:59:09.97 ID:6C7ZJzN00
「シノちゃん」と先輩が口を挟む。
「……どうしたんですか?」
「もう来てくれないかと思った!」
その場に傘を落として、がばっと東雲さんを抱きしめる。なぜか涙目で瞳をうるうるさせながら。
「シノちゃんあったかい、好き」
「……こ、こんなところで抱きつかないでくださいよ。
今日はクラスの手伝いをしていたんです。ちゃんと言いに行けなくてすみません」
東雲さんがよしよしと頭を撫でると、先輩の表情はぱあっと晴れやかになった。
……いや、本気で好きなんですかねこの反応は。
「シノちゃん、荷造りは済ませた?」
「いえ、まだです」
「手伝おっか?」
「……そんなに荷物ないですけど」
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