720:名無しNIPPER[saga]
2017/11/29(水) 03:04:10.55 ID:6C7ZJzN00
「まあ、冗談はさておき本題に入りますよ」
「最初からそうしてくれ」
彼女は苦笑した。
これから言うのは真面目な話だから、緊張をやわらげるジョークが必要だったというように。
「……えっとですね、明日のことなんですけど。
わたしのことは気にしなくていいので、奈雨ちゃんと楽しく遊んでもらえませんか?」
その言葉に、俺はなんとなくの据わりの悪さを感じてすぐに「どういうこと?」と訊き返した。
彼女は所在なさげに笑う。
「わたしもいますけど、いないものだと思ってくれてかまいません。
本当に、わたしのことは気にせずに、奈雨ちゃんのことだけを見てあげてください」
言葉の意味をうまく咀嚼することができない。
誘ってきたのは零華で、場所を決めたのも零華なのに。
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