831:名無しNIPPER[saga]
2017/12/05(火) 00:45:30.81 ID:HHfyV3AE0
なんだか気恥ずかしくなってお互い笑う。
と思ったら、すぐに奈雨はむすっとした顔をした。
「てか、べつにわたしはよかったのに」
「なにが?」
「……わ、わたしに言わせるか!」
近くに転がっていたレジ袋で殴られる。
パンと肉まんがぼろぼろと下に落ちる。そういえば、温めてもらったんだけどもう冷めてる。
拾い集めて渡すと、机に向けてそれを投げた。食べ物は粗末に……ってほどしてないか。
「まあ、いいや。こういうのは急ぐべきでもないってれーちゃんが言ってたし」
零華? 名前だけで危険な香り。
ていうか、さっきから混乱してらっしゃるのでしょうか。
「あー、なんだ。風呂でも入ってきたらどうだ」
「それって」
「……それって?」
訊き返すと、拗ねたような顔をして「ふぎゃー」と胸をぽかぽか叩いてきた。
ふぎゃーってなんだよ。かわいさの暴力(やっと頭がまわってきた)。
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