867:名無しNIPPER[saga]
2017/12/22(金) 16:57:02.71 ID:i0ByN4Ty0
二人に、というより東雲さんに向けて、嫉妬の(?)炎を燃やしている人の凄まじい表情を見てしまって、少し居たたまれなくなったくらいだ。
そんなことを考えていると、後ろから頭をごすっと叩かれる。
なんだ痛ぇよ……と振り返ると、さっき思い描いたまま不機嫌そうに眉を寄せたちびっこ先輩が立っている。
「休憩終わったんなら早くやりなさいよ」
そう言いつつ、すっと椅子を引いて俺の隣に腰掛ける。
コンビニで買ってきたであろうトマトスープをくるくるとかき混ぜながら足をバタバタと動かす彼女の身長は、東雲さんより少し大きいくらいで、足が床に届いていない。
加えて、動く度に幼い雰囲気を醸し出すサイドポニーが撓るように揺らめき、その都度鬱陶しそうに後ろに流している。
愛すべき世界のロリっ娘。
胡依先輩の籠絡対象(違う)。
そんな彼女は、朝早くに部室の扉を壊れそうなくらいの強さで開けて姿を現したかと思えば、
すぐに「特別ゲストです!」と胡依先輩に肩を抱かれて紹介を受けた。
何をするんだろう、と横目でぼんやり眺めていると、てくてくと俺とソラの方へ向かって歩いてきて、今と同じようにちょこんと腰を下ろした。
どういう経緯かは知らないが、自分の絵で手がいっぱいになっている先輩が協力を求めたらしい。
それで、後は御察しの通り。
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