312:1 ◆ZXqVVWPHtc[sage]
2017/10/10(火) 01:06:33.42 ID:krx+TeARo
┏────────────────────────┓
蜀の剣閣は確かに険しいが、それに頼っていては滅びる。
根を深くし、固くする方法とは言えない。
313:1 ◆ZXqVVWPHtc[sage]
2017/10/10(火) 01:07:14.34 ID:krx+TeARo
,. -‐  ̄ ̄ ー- 、_
r ' __,.、__ \_
人 \ \ r'/⌒ヾ二ニ_\
,' \ \ \「,' ,.、r、 ヽラ
314:1 ◆ZXqVVWPHtc[sage]
2017/10/10(火) 01:08:35.00 ID:krx+TeARo
/ :. ィ.;:.:.:.:.:.:.:ヽ
イ:.:.:.:/-|/|∧:;、:.:.〈
リ:.:./ ● く!:,:.:..、
l:.:.l ●/:./ ̄ 『魏都賦』によれば、
315:1 ◆ZXqVVWPHtc[sage]
2017/10/10(火) 01:09:08.95 ID:krx+TeARo
┏─────────────────────────────┓
さて、魏の領域は、東は斉、西は秦に境を接し、
冀州は道を結び集め、南は殷・衛に臨み、北は燕・趙に跨る。
天地の気が交わって、吉兆が明確に表れている地である。
316:1 ◆ZXqVVWPHtc[sage]
2017/10/10(火) 01:10:23.55 ID:krx+TeARo
┏────────────────────────────────┓
長い間、魏の地は沈黙を続けたが、今や時期が至り、大いに輝く事になった。
聖武が竜飛するに及びて、
初めて天命に従い、大いなる都を構えたのである。
317:1 ◆ZXqVVWPHtc[saga]
2017/10/10(火) 01:11:04.18 ID:krx+TeARo
┏────────────────────────────────────┓
初めて足を踏み入れた時に吉凶を占った所、
亀甲も筮竹も実に良い結果を得たので、内外の城壁と掘を修繕した。
多くの王者の都市を兼ね合わせ、長安と洛陽を始めとする八方の都に倣った。
318:1 ◆ZXqVVWPHtc[saga]
2017/10/10(火) 01:12:10.84 ID:krx+TeARo
┏─────────────────────────────────────────────┓
高く築き上げた宮殿は、自然の丘陵と同様にいつまでも傾き崩れない。
広大な文昌殿は棟宇の規模を極めており、
屹立する高山が独り険しい姿を見せているようであり、広く垂れ込めた黒雲から虹が伸びているようでもある。
319:1 ◆ZXqVVWPHtc[saga]
2017/10/10(火) 01:12:51.93 ID:krx+TeARo
┏──────────────────────────────────┓
鄴の街では大路が集まり、
城壁の四隅に赤い門楼が立てられている。
石橋が高く架けられ、漳渠から水を引いている。
320:1 ◆ZXqVVWPHtc[saga]
2017/10/10(火) 01:14:10.26 ID:krx+TeARo
┏────────────────────────────────────────┓
無数の貴人たちと庶民たちが行き交うが、
ここでは老人は大切にされ、荷物を提げている者は無く、旅人たちも道を譲り合う。
街には三つの市場が開かれ店が置かれているが、そこは八方に通じる大路に面した場所である。
321:1 ◆ZXqVVWPHtc[saga]
2017/10/10(火) 01:14:37.73 ID:krx+TeARo
┏───────────────────────────────────┓
あらゆる地方の人々が一同に会するため、
多種多様な風俗の珍しい姿を見尽くす事ができる。
証文を公平に用いて商売し、数限りない貨幣が用いられる。
322:1 ◆ZXqVVWPHtc[saga]
2017/10/10(火) 01:16:09.98 ID:krx+TeARo
┏────────────────────────────────────┓
さて、強き敵が方々に入り乱れ、
天下に安寧の地が無くなるに及び、聖武は号令を下し、優れた武徳を轟かせようとした。
甲冑を重ねて纏い、旗印を高く掲げ、弓を弓矯めから外し、矛の羽飾りを翻した。
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