過去ログ - ルビィ「プリンがおいしくない」
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1:名無しNIPPER
2017/08/31(木) 19:39:17.20 ID:yiFewnBm0
ルビィはいつもダイヤのプリンを冷蔵庫からとっては、食べていた


プリンを開け、居間でアイドル雑誌を読むのがルビィの楽しみだった


その度、ダイヤが小言を言っても、ルビィは聞く耳を持たなかった


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2:名無しNIPPER
2017/08/31(木) 19:39:50.19 ID:yiFewnBm0
ダイヤ「ルビィ……またわたくしのプリン食べたでしょう…」

ルビィ「ヒッ……!」

ダイヤ「……あなたはどうしていつもいつも…!」
以下略



3:名無しNIPPER
2017/08/31(木) 19:40:19.30 ID:yiFewnBm0
ダイヤがプリンを10個買って来ると、毎度7個はルビィに食べられてしまう

そんな様相にも、ダイヤはルビィにその都度小言を言うのみで、彼女には珍しく最後には

『しょうがない子ね』と根負けするのだった
以下略



4:名無しNIPPER
2017/08/31(木) 19:41:17.24 ID:yiFewnBm0

年月が過ぎ、大学生となったダイヤは東京の大学へと進学した


寂しがりのルビィは目に一杯の涙を湛えたが既にルビィも高校生
以下略



5:名無しNIPPER
2017/08/31(木) 19:42:03.46 ID:yiFewnBm0
一人で使う居間は、少し広かった



手持ち無沙汰で、何にもする気が起きない
以下略



6:名無しNIPPER
2017/08/31(木) 19:42:37.02 ID:yiFewnBm0
アイドル雑誌と、プリンを一緒に買ってきた


銀の匙を用意し、机の上で封を切る

以下略



7:名無しNIPPER
2017/08/31(木) 19:43:12.69 ID:yiFewnBm0
正確に言うと、おいしいのかもしれない



けれども、今のルビィには卵の甘みも、カラメルの苦みも全然足りなかった


8:名無しNIPPER
2017/08/31(木) 19:43:45.85 ID:yiFewnBm0
夏休みになり、ダイヤが帰ってきた


玄関の開く音に急ぎ駆けつける

以下略



9:名無しNIPPER
2017/08/31(木) 19:44:25.97 ID:yiFewnBm0
ルビィは理解した

ほとんど自分に食べられるのに、わざわざプリンを買ってくれていたこと

そしてそのプリンは出来の悪い妹に食べさせるにはもったいないくらい、上等なものだということ
以下略



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