過去ログ - 【よるのないくに2】ルーエ「護られること」
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10: ◆NDEcT.ClS.[sage saga]
2017/09/11(月) 01:37:34.52 ID:3HeMAZN30


ルーエ(…思い出せ、私の武器はオーズだけじゃない…!)


私は迷いなくオーズから手を離した
その刃を握ったままの相手の懐に私は潜り込み──


ルーエ「おおぉッ!!」


アルから先輩へ…そして私に繋がったソバットを力の限りぶち込む!
オーズを注視していたのか私が懐に入り込んだことで視界から消えてしまったのだろうか
なんにせよ予想だにしない一撃にマウントシャドウは巨体をのけぞらせる

その顔面に私の上段回し蹴りが突き刺さった

流石に高さがあったため飛び跳ねながらの蹴りであったが、逆にそれで蹴りに上手く勢いが乗った
蒼い血を浴び異形の存在になろうが元は生物である
生物にとって動きをつかさどる頭部に衝撃を受けた相手はよろめき
手から握りしめていたオーズが零れ落ちる

零れ落ちたオーズを私は地に触れる前にその柄を掴みとりつつ距離をとる
オーズの威力が最大限に発揮できる間合いまで下がり、向かい合う
そこに背中合わせになるように先輩が下がってきてくれた


ミュベール「ルーエ!大丈夫か!」

ルーエ「はい!問題ありません!」

ミュベール「私も一体始末したがまだ増える気配がある…しかしこの調子ならやれる、いくぞ!」


先輩の言うとおり周囲に新たな邪妖の気配を感じる
しかし不思議と不安はなかった、私は護ることを意識してばかりいた
だからだろうか、護られる立場に立ったことが無かった私は護られることがどういうことか知らなかった

なんと心強いことだろう

アルはいつも私をここまで信頼してくれていたのかな

いや、アルの立場になって分かった

絶対に、アルは私のことを信じてくれていたんだって

昔から今までずっと変わらず

強くなった今も変わらず





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