過去ログ - 【よるのないくに2】ルーエ「護られること」
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◆NDEcT.ClS.
[sage saga]
2017/09/11(月) 01:31:40.94 ID:3HeMAZN30
ルーエ「はぁぁっ!!」
ミュベール「甘い…ッ」
ルーエが脇構え──左半身を前に出して正中線を隠し、下段に剣を下げ切っ先を
背後に向ける構え──から振るった渾身の横薙ぎを振るう
それに対しミュベールは一切臆することなく踏み込み
血剣の刀身を肩に当て、威力の削がれる鍔元近くで横薙ぎをしっかりと受け止める
それどころか強靭な体幹は渾身の一撃に一切揺らぐことはなく、ルーエの気剣オーズが弾き飛ばされる
鋼鉄の分厚い城壁に斬り込んだかのような衝撃と同時に腕に強烈な痺れが流れ、ルーエが僅かに表情を歪ませる
その隙をミュベールは逃さない
流れるように受けの姿勢から弧を描く様に血剣を振り下ろす
ルーエは寸でのところで僅かに弾かれたオーズを強引に引き戻し、大剣の分厚い刀身を盾のように構え受け止める
しかし咄嗟の動きだったせいか身体が揺らぎ、懸命に地面を噛んで踏ん張るが上半身が背後に流れる
腕の痺れはさらに増し、握力の鈍る掌の中でオーズの柄が僅かに踊った
ミュベールは防がれ弾かれる動きを利用して血剣を引き戻し、今度は峰に左手を添え再度ルーエに向かって振り下ろす
峰に添えられた左手が弾かれる血剣を抑えつけ、僅かに体勢を崩していたルーエの身体に強烈な圧力をかける
徐々に身体を押し込みながら圧力を強めるミュベールに対しルーエは懸命にこらえる
こらえるどころか逆にミュベールに迫るように僅かに後ろに崩れていた上半身を起こし始めていた
普段から身の丈を優に超える大剣であるオーズを振るうルーエの膂力は他の騎士と比べても特に優れていた
ミュベールを押しのけようとルーエが一気に力を籠める
ミュベール「やるな…が…!」
渾身の力を振り絞るルーエに対し、ミュベールは微かにではあるが口角を上げ不敵に微笑む
その微笑みの意味は何か、ルーエは考える間もなくその意味を思い知る
その瞬間地面を噛んでいたはずの右足が突然の衝撃と共に地面から弾き飛ばされ
行き場を失い宙を舞ったからだ
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