過去ログ - 【よるのないくに2】ルーエ「護られること」
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7: ◆NDEcT.ClS.[sage saga]
2017/09/11(月) 01:35:25.07 ID:3HeMAZN30

ミュベール「それに私がみっちり鍛えてやるからな、安心しろ」

ルーエ「ありがとうございます、先輩の指導であれば心強い…!」

ミュベール「よし、では今日の手合わせでルーエのことは分かった、良い点も改善すべき点もな」

ルーエ「改善点…ですか」

ミュベール「今の私たちに残された時間は多くない、明日稽古を積んでやる…覚悟しておけよ」

ルーエ「は・・・はい!」









そして翌日、二人の打倒アルーシェの特訓が始まった
そのアルーシェは今日はヴェルーシュカと共に大型邪妖の討伐任務に就いている
二人は別の大型邪妖の討伐任務を担当しユーラルムに来ていた
任務の内容は街に複数現れたマウントシャドウの討伐である


ミュベール「短期間で経験を積むには実戦しかない、今回は実戦の中でアルの戦い方を学んでもらう」

ルーエ「アルの戦い方を…ですか?」

ミュベール「ああ、あいつの強みを知るにはそれが一番だと思ってな」

ルーエ「アルの戦い方を真似る…ということですか?」

ミュベール「ああ、とはいえ同じ動きをしろということではない、あいつのポジションに立つんだ」

ルーエ「アルのポジション?」

ミュベール「そうだ、昨日の手合わせで分かったが、ルーエの動きには意表をつくような動きが足りない気がしてな」

ルーエ「たしかに、足払いはともかく先輩の蹴りには驚きました…」

ミュベール「ああ、あれは元はアルの技なんだ」


その言葉にルーエが目を丸くする


ミュベール「学生時代から一番練習で手を焼かされたのがあいつなんだ…」

ルーエ「そ、そうなんですか!?」

ミュベール「無論、当時はあいつより腕の立つ者はいたが、あいつはとにかくやり辛かった」


当時を思い出しミュベールが眉をひそめる
新入生の実力を見る為初めて立ち会った時、他の新入生に比べ剣の基礎はおろそかながら実戦勘が鋭く
新人がかかりがちなフェイントや誘いに驚くほど引っかからず苦心した
結局先輩らしくを華麗にあしらうどころか正面から思い斬り結びあうことになり
その頃はまだ地力が足りないアルを力押しでミュベールが圧倒した
しかし後に"貴女らしくない"と教師や周囲から散々言われることとなりミュベールは苦い思いをした





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