過去ログ - シンゲキロンパ CHAPTER 03
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987:名無しNIPPER
2019/05/23(木) 07:49:16.82 ID:+V6yDrVp0
福石調ふくいし しらべ
 
 
「!!」
 
「福石…調?誰なのそいつ」
 
 
福石調−その名前を聞いた瞬間、沙織ちゃんは高笑いをピタリと止めた。その後、その名前を告げた美山君を睨んだ。憎悪に満ちた桃色と赤の瞳が、儚くも美しい桜色の髪と熟成された葡萄酒色の瞳を持った探偵助手を射抜く。
 
「はあぁっ?福石……調?美山柊ぃ!何でテメーがその名前を、そんなダッサイ名前を知ってんだよおおぉぉぉ!?」
 
『……もしかして、芸名?』
 
「ああ、渋谷沙織は芸名。本名は俺がさっき言っていた福石調。こいつは今まで、渋谷沙織という“冥界の女王”を演じていたに過ぎん」
 
「だぁかぁらぁぁ!そんなダッサイ名前が私様の名前なわけねぇだろうが!!ああ゛ん、ちょんぎるぞ!?」
 
「………そうやって、貴様は己が作った冥界の楽団・ペルセポネーのリーダー“渋谷沙織”に縋り付いているのか?親のネームバリューに相応しくあるために、自分にも他人にも厳しい女王を演じているのか?俺から言わせれば、貴様のような奴は芸能界にはごまんといる。二世タレントだの二世俳優だの、親の七光りと嘲笑われ、挙げ句の果てには芸能界から親子共々去るなんてザラだからな」
 
「煩い!パパやママは関係ない!何なんだよ、美山柊!お前もパパやママのおこぼれに肖ろうとするクソ共みたいに、私を利用するんだろ!?」
 
「な、なに…何が、起きてるの?」
 
「化けの皮が剥がれた…それだけのことだ」
 
 
化けの皮が剥がれた?まさか、あたし達が今まで見ていた渋谷沙織は偶像で……今見ている渋谷沙織−基福石調が、彼女の本当の姿なのだろうか?


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