987:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/18(土) 01:43:37.53 ID:IpOF9WVEo
・ ・ ・
「〜♪」
今日は、とっても楽しいオフだったわ!
ランチも美味しかったし、ゆっくりお昼寝も出来たし、居酒屋へも行ったんだもの!
これなら、明日のお仕事はとっても良い笑顔で出来そうね。
やっぱり、お休みの日はこうでなくちゃいけないわ。
「〜♪」
彼は、明日はお休み。
けれど、明後日からはまた忙しい日々が再開する。
担当するアイドルの子は、学生さんが多い。
その夏休み期間中、彼はとっても忙しいの。
「〜♪」
それが終わったら、少し、余裕が出来る。
夏の終わりに、夏休みが取れる。
それに合わせて、私もお休みを取って……一緒に、どこかへ出かけよう。
残暑が厳しいようなら避暑地も良いし、逆に、暑い所へあえて行くのも良いかも。
「〜♪」
海外は、スケジュール次第だけど……ううん。
やっぱり……温泉!
温泉にゆっくりつかって、美味しいものを食べる。
一緒に……笑顔で!
「……ふふっ♪」
考えただけで、眠れなくなっちゃう!
それに、いっぱいお昼寝したんだもの。
寝ろって言う方が、無理ってものでしょう?
「……?」
私の笑い声に気付き、隣のベッドで眠る彼が、顔をこちらに向ける。
その顔が、寝る前だったからか、とっても無防備で。
彼は今、プライベートなオフの状態なんだと、わかる。
お仕事の時の、真面目な顔はどこに行っちゃったのかしら――
「――ねっ♪」
ゴソゴソと布団を抜け出し、隣のベッドへ。
その意図を察して、迎え入れるように、掛け布団が持ち上げられた。
「私、今日はまだオフなんですけど」
そう言ったら、彼は一瞬だけキョトンとした顔をし、
「頑張ります」
ふふっ! らしくない、いや、らしい……うふふっ!
お昼寝、しておいて良かった。
おわり
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