383:名無しNIPPER[sage]
2017/11/20(月) 21:55:39.78 ID:Pfdjp9MCo
だから、私は今、怒っている。
「高垣さんは、その時泥酔しており、意識的にやった事ではないと言っています」
その通りなんです!
確かに、酔っていたとは言え私の行動はアイドルとして軽率だったかもしれない。
けれど、酔ってふらついた時に、異性とは言え腕にしがみつく事までダメなのかしら。
そのまま転んで怪我をすれば良かったとでも言うつもり?
「貴方は、何故その時その場に居たのでしょうか!?」
「彼女と一緒に居た同僚の方に連絡を受け、自宅まで送り届けるようにと頼まれたからです」
「泥酔した女性をというのは、問題があるのでは!?」
「はい、確かにおっしゃる通りだと思います」
強くなるフラッシュとシャッター音。
「ですが――、」
彼は言葉を少し区切り、ハッキリと、
「――私はプロデューサーであり、アイドルに手をだす事は絶対に有り得ません」
そう、告げた。
会場中が息を呑むように一瞬静まり返ったのは、彼の気迫か、はたまた容姿によるものか。
それは、私にもわからない。
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