95:名無しNIPPER[sage]
2017/11/13(月) 22:36:53.57 ID:cJ2cdFxDo
着飾っているとは言え、男の風貌はとても恐ろしいものだ。
男の事をよく知らない人間は、自然と彼に道を譲っていった。
だから、男は真っ直ぐ、曲がることなく、女の元へ向かっていった。
そう、まるで花道のようだったね。
男が近づいてくるのを見た女の周りの花達は、
何かを察したように、あとは任せたと言わんばかりに女の元を離れていった。
陽気な音楽が終盤に差し掛かった時、男は女の元へたどり着いた。
男の恐ろしげな容姿と、女の美しい容姿は、とても並び立つようなものではない。
それなのにね、まるで、一枚の絵画の様に美しい光景だと私は思ったよ。
男は真っ直ぐに女を見つめ、言った。
「私と、踊っいただだっ――……すみません」
ハッハッハ! 肝心な場面でこれだよ! 傑作だろう?
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