過去ログ - オール安価でまどか☆マギカ 21
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842: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2018/01/15(月) 00:05:32.52 ID:2NChJ4Gh0
―――


キリカ「わーーっ!」


 ――――……すぐ横から聞こえてきた何事かと思うような悲鳴に、杏子はビクッと驚いてそっちに目を移す。

 同じくそこで買ったチュロスを手に持っていたのを、今の動作で手が当たって落としてしまったらしい。


キリカ「さ、三秒ルール!三秒ルール!」

キリカ「わあぁぁ……粉砂糖が落ちちゃってる……さようなら私の甘い粉、君たちは虫さんか鳥さんの餌になるしかないんだね……」


 見てみればマジな半泣き状態だった。

 さすがに申し訳なく思えてきて、人混みの中で周りに不注意だったのを謝ろうと思ったが、そんな暇もなく一人で慌ただしくしていた。

 その姿に、思わず杏子も噴き出してしまう。


キリカ「えっ……――!?」


 キリカはきょろきょろと周りを見回してから自分が笑われていると気づく。

 それから、心外とでもいうように怒りだした。


キリカ「なっ、何笑ってるの!? キミのせいなんだぞ!」

キリカ「ひどいよ!そんなに人の不幸が楽しいなんて!」

杏子「い、いや、そういうわけじゃねえけどさ……」


 ――……自分でもここまで騒がない。怒りはするだろうが、精々相手を怒鳴りつけて終わりだろう。

 杏子はそう思って、珍しいものを見つけた気分になっていた。



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