過去ログ - オール安価でまどか☆マギカ 21
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845: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2018/01/15(月) 01:01:58.61 ID:2NChJ4Gh0
――ベンチから立ち上がると、何か気になったように互いに顔を見合わせる。
……本当はここに来た時からだった。近くに魔女の反応がある。
キリカ「……どこに向かうの?」
杏子「別にどこだっていいだろ? あたしも少しやることが出来た、それだけだ」
杏子「言っとくが、ここからはあたしにはついてこないほうがいいぜ。――――それとも、なんか気になることでもあんのか?」
杏子が覗き込むようにすると、キリカは目を伏せて言う。
キリカ「……ううん、別に」
杏子「それならいいんだよ。出来ればあたしもアンタとはそういう関係になりたくないしな」
キリカ「えっ、そういうって!?」
杏子はそれには答える気はないというふうに口を噤む。
……何の事情のなければ変な意味にも取れる言葉。しかしキリカは、少し複雑そうに眉尻を下げて杏子を見る。
――――あの時、本当は杏子の肩に居たキュゥべえのことも見えていた。
しかしそれよりも慌てていたから気にする余裕がなかっただけだった。
何故魔法少女同士だったら悪い関係にならなくてはいけないのか。
……自分都合の八つ当たりや、命令で知らない人を襲いにかかってた人の言えることではない。
キリカ「じゃあ、名前だけ聞いていい?」
杏子「……佐倉杏子だ」
キリカ「私は呉キリカ。……また会ったらその時も話してくれる?」
杏子「……アンタ、よっぽど暇なのか?」
キリカ「べ、別にそういうわけじゃないよ!」
―――
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