過去ログ - オール安価でまどか☆マギカ 21
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876: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2018/01/16(火) 01:52:59.08 ID:PSGBpQIc0

あすみ『渡しておいて素っ気ないの。もっと少ない材料で教えてくれない?』

キリカ『買ってくればいいじゃん……ていうか何の話だよ』

あすみ『生姜焼き。……ホントはアンタじゃなくてお母さんに聞きたいんだけどさ』

キリカ『だから聞けばいいじゃんって』

あすみ『――――いないんだよ』


 ……当たり前のものと思っている態度だ。親が居るのも、余裕をもって暮らせることも。そう思うとやはり少し妬ましい。

 そんなのいつ失うかもわかんないのに。


 もしそれらを失わなかったとしても、例えば今日こいつ自身が魔女に負けて食われればどうなる?

 どこかの魔法少女と争って死んだらどうなる? 何かに絶望して魔女になれば――――そんなことすらも考えてはいないのだろう。


キリカ『……わかったよ。今度ね、今度。すぐ言われたって私もわかんないよ』



 ――――ガラスの中の教室を見下ろせば、前で教師がつらつらと何かを喋っている。



あすみ(…………勉強も教えてもらえばよかったかな)


 ……まともに受けてきた授業の記憶も高学年に入る少し前あたりでストップしている。

 それからは必死に人の“中”から盗み見て、自分の中身を取り繕っている。人並み以上になれるように。足りない部分があるのがバレないように。


 しかし、教えを乞うのもプライドが許さない。――あれは友達じゃない。それどころか“魔法少女同士”。



あすみ(……そろそろ出発するか)



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