過去ログ - オール安価でまどか☆マギカ 21
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930: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2018/01/22(月) 00:34:55.61 ID:Vdq3wCqt0
―――


キリカ(……ついに呼び出し食らったか。行ったほうがいいかな)

キリカ(あれからこっちからも行ってなかったけど)


 行きたくないし行ける雰囲気でもないし――

 そんな気まずさを理由に離れると、ここ数日は“魔法少女”からも遠ざかった日々を送っていた。


 問題は何も解決していない。未だに心の中にもやもやは残ったまま。でも、少しは気分はマシになっていた気がしていた。


キリカ(ていうかなんでこんな変な場所なんだよ。よっぽど聞かれたくない話ってわけ……?)


 携帯を握りしめながら、指定された待ち合わせ場所に向かって少し躊躇うようにゆっくりと足を進めていく。

 工業地帯の喧騒の中、魔女のものらしき魔力が漂っている。

 そこに意識を向けると同時に、聞き覚えのある喋り声が聞こえてきた。――――その姿は一人だった。


キリカ(誰と話してんの……?)


 電話を耳に当てているわけでもない。織莉子はそこにぽつりと佇んでぶつぶつと何かを呟いていた。


キリカ(――あいつ、ホントに頭おかしくなったんじゃないの!?)


 ――――キリカが声をかけようと口を開いた刹那、衝撃にそれは阻まれ、代わりに生温かいものが溢れ出す。



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