過去ログ - 【シンフォギア】少女「転生したから安価とコンマで月を破壊する」 女神「XD」
1- 20
511: ◆BT63SEH4KsDo[saga]
2018/01/17(水) 00:36:58.42 ID:r8jFParL0
☆☆☆

で〜れれ〜で〜でん!

☆☆☆


黒を基調としていながらも赤とも朱とも取れるような色が入っている私のガングニールと違い、目の前で槍を構えるもう一人の私が纏うそれにはそういった差し色がない
まるでモノクロの世界から来たようなそのギアはまさに『魔槍』と呼べるだろう

『マリア』「お前は弱い。何も成せず、命令もロクに遂行出来ず、迷い迷って挙げ句の果てに自分の意思すらどこかへ忘れ去ってしまう」

マリア「忘れてなどいないっ!私はセレナのような犠牲をもう生まないために」

『マリア』「そのために犠牲となる者を選ぶのか」

マリア「っ...」

彼女は確かに悪の心...いや、もう一人の私自身なのだろう
私の全てを批判するような姿勢の彼女
それでいてそれは的を射て...
だけどそれは間違えている
私は彼女の言う通り考えていたのかもしれない
そうしようとしていたのかもしれない
だがそれが間違いであると、今ならはっきりとわかる
それが理解出来ているのなら上出来だ

すでに私はボロボロだ
ギアはひび割れ、槍もいつ折れてもおかしくない
だとしても!

グッと力を込め、槍を構え直す
風が吹いた
たなびくマントにはいくつもの穴が空き端は裂けているが、今の私にはそのくらいが丁度いい

誰かに負けるのはいい...でも、自分にだけは負けられない

マリア「...私はもう、迷わないッ!!」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/579.14 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice