過去ログ - LiPPS「MEGALOUNIT」
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129:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 15:16:58.35 ID:sXivYPE/0
 今日の交流会については、担当アイドルの何人かからも申し出はあった。

 自分達も出席した方が良いだろうか? と。

 でも、丁重に断った。
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130:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 15:20:18.54 ID:sXivYPE/0
 しかも、いきなり話しかけてきた。妙に馴れ馴れしい。

 どうでもいい世間話ばかり聞かされる。

 愛想笑いにも疲れたので、タバコを揉み消してその場を去ろうとすると、
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131:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 15:21:32.87 ID:sXivYPE/0
 そんな俺の憂いなど歯牙にもかけず、男はなお踏み込んできた。

 あなたもプロデューサーのようですが、アイドルはお連れでは無いのですか? と。


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132:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 15:27:49.27 ID:sXivYPE/0
 何かと良くない噂は耳にする会社だ。

 実際、昔は自社のアイドルや同業他社に対し、結構エグい事をしてきたらしい。

 SNSがすっかり普及し、マスメディアだけでなく世間による監視の目が厳しくなってきた昨今は、多少ナリを潜めているらしいが。
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133:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 15:29:11.32 ID:sXivYPE/0
 そっと会場に戻ると、ウチの課長がキョロキョロと辺りを見回しているのが見える。

 俺を探しているようだ。どうやら説教し足りないらしい。

 ヤァさんがまた騒いだ瞬間、その延長線上にいる俺を課長の視界が捉えた。
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134:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 15:30:23.17 ID:sXivYPE/0
 765プロか。


 確か、女性のプロデューサーが一人いたのは記憶している。

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135:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 15:31:13.15 ID:sXivYPE/0
「志を同じくする人にお会いできて嬉しいです。それも、あなたのような大手のプロデューサーに」

 彼は逸る気持ちを抑えられない様子で、勢いよく右手を差し出した。

「ですが、ウチも弱小のままで終わるつもりはありません。必ず追いついてみせます」
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136:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 15:32:07.96 ID:sXivYPE/0
 しかし、翌朝出社した瞬間、面倒を押しつけられた。

 サマーフェスの会場設営工事の進捗状況を確認してくるよう、課長が俺に命じたのだ。

 件の打合せなど、課長に報告しなきゃ良かった。
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137:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 15:34:03.81 ID:sXivYPE/0
 現場に着くと、どうやら猛スピードで工事が行われているらしかった。

 ドスの効いたオジサンの怒号がそこかしこで聞こえる。

 完全に俺、来た意味無いなコレは。
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138:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 15:35:55.78 ID:sXivYPE/0
 写真を適当に何枚か撮って、その場を後にする。

 結局、20分くらいしかいなかった。

 直帰しても良いが、せっかくだし昼飯時まで時間を潰そうと、駅前の喫茶店に避難する。
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