過去ログ - LiPPS「MEGALOUNIT」
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222:名無しNIPPER[saga]
2017/12/17(日) 22:21:41.34 ID:K38ajQT50
「オレはマジメに言ってんだよ」

 イテテ、とお腹を押さえながらヤァさんは立ち上がった。
「持てる武器を活かさねェのは粋じゃねェって言ってんだ。実際、多くの男にとって魅力的なのは事実なんだからな」

「普段胸でしか女のことを見てねぇヤローが言っても説得力ねぇんだよ」
「お前のはオレ的にデカすぎだけどな――とぉわ、あっぶねェなオイ!」
「口の減らねぇなおめぇはよ!!」


 拓海さんと、このプロデューサー――本当に普段からこんなカンジなんだなぁ。
 思ったことを包み隠さず口にして、ぶつけ合って。

 アタシの今のプロデューサーは、まだお互い、言葉を選んでるカンジあるし。
 前のプロデューサーだって、ここまであっけらかんとはしてなかった。

 ちょっと、憧れるかも。


「まーまー、胸の話は一旦置いといて」

 アタシの隣に座り、お菓子をつまんでいた周子ちゃんが両手を下に向けて“落ち着いて”の仕草をした。

「美嘉ちゃんがプロデューサーさんとデートするんを、もうちょいほじくり返そうよ」



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