過去ログ - LiPPS「MEGALOUNIT」
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251:名無しNIPPER[saga]
2017/12/17(日) 23:45:54.14 ID:K38ajQT50
「こんにちは――って、こんな所に何で」

 いや、それよりもさっきまでいたあの辛気臭い方は、どこに行ったんだろう?

「プロデューサー見なかった? 今の、アタシ達の」
以下略



252:名無しNIPPER[saga]
2017/12/17(日) 23:48:02.13 ID:K38ajQT50
「しかし、ただ待っているのもなんだし、彼が来るまで話でもしていようか」
「うん」

 彼は周囲を見渡し、手近なベンチを見つけると、そこにアタシを案内した。

以下略



253:名無しNIPPER[saga]
2017/12/17(日) 23:50:27.55 ID:K38ajQT50
「あぁ、ビックリした――つまり、方向性の話ってこと?」
「うん、まぁそうかな」

 一通り、最近アタシが抱えている悩みを打ち明けた。

以下略



254:名無しNIPPER[saga]
2017/12/17(日) 23:54:14.32 ID:K38ajQT50
 ――――。

「――美嘉ちゃん?」


以下略



255:名無しNIPPER[saga]
2017/12/17(日) 23:55:48.71 ID:K38ajQT50
 なぜ、あの人はプロデューサーをやっているんだろう?

 アタシ達の夢を否定していながら、何であのフェスには力を入れていたんだろう?

 アタシ達のうちの何人かを、どうしてスカウトしたんだろう?
以下略



256:名無しNIPPER[saga]
2017/12/17(日) 23:58:04.02 ID:K38ajQT50
 振り返ると、あの人が向こうからこっちに歩いてくるのが見える。

 今までどこに行っていたんだろう――まず、それを問いかけるべきなのかな。
 それとも、触れない方が良いのかな。

以下略



257:名無しNIPPER[saga]
2017/12/18(月) 00:00:39.41 ID:78VDBhPt0
「たまたまここで会ったの」
「たまたま?」

 彼は首を傾げた。

以下略



258:名無しNIPPER[saga]
2017/12/18(月) 00:03:28.24 ID:78VDBhPt0
「――えっ?」


 ポケットに手を突っ込み、プロデューサーは彼が去って行った方を静かに睨んでいる。

以下略



259:名無しNIPPER[saga]
2017/12/18(月) 00:04:36.20 ID:78VDBhPt0
「城ヶ崎さんの言うとおりだ」
 プロデューサーは、まだポケットに手を突っ込んでいる。

「知っていた所で、どんな邪な事を謀れるのか、俺には想像がつかない」
「だ、だよね――」
以下略



260:名無しNIPPER[saga]
2017/12/18(月) 00:07:28.90 ID:78VDBhPt0
 アタシの足が、糸の切れた人形のように止まった。

「何しに来てたのか、聞いてもちっとも教えてくれなかったけどな。
 俺を見つけた途端、獲物を――」

以下略



261:名無しNIPPER[sage]
2017/12/18(月) 00:07:57.44 ID:2HuMidN00
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