過去ログ - LiPPS「MEGALOUNIT」
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255:名無しNIPPER[saga]
2017/12/17(日) 23:55:48.71 ID:K38ajQT50
 なぜ、あの人はプロデューサーをやっているんだろう?

 アタシ達の夢を否定していながら、何であのフェスには力を入れていたんだろう?

 アタシ達のうちの何人かを、どうしてスカウトしたんだろう?
以下略



256:名無しNIPPER[saga]
2017/12/17(日) 23:58:04.02 ID:K38ajQT50
 振り返ると、あの人が向こうからこっちに歩いてくるのが見える。

 今までどこに行っていたんだろう――まず、それを問いかけるべきなのかな。
 それとも、触れない方が良いのかな。

以下略



257:名無しNIPPER[saga]
2017/12/18(月) 00:00:39.41 ID:78VDBhPt0
「たまたまここで会ったの」
「たまたま?」

 彼は首を傾げた。

以下略



258:名無しNIPPER[saga]
2017/12/18(月) 00:03:28.24 ID:78VDBhPt0
「――えっ?」


 ポケットに手を突っ込み、プロデューサーは彼が去って行った方を静かに睨んでいる。

以下略



259:名無しNIPPER[saga]
2017/12/18(月) 00:04:36.20 ID:78VDBhPt0
「城ヶ崎さんの言うとおりだ」
 プロデューサーは、まだポケットに手を突っ込んでいる。

「知っていた所で、どんな邪な事を謀れるのか、俺には想像がつかない」
「だ、だよね――」
以下略



260:名無しNIPPER[saga]
2017/12/18(月) 00:07:28.90 ID:78VDBhPt0
 アタシの足が、糸の切れた人形のように止まった。

「何しに来てたのか、聞いてもちっとも教えてくれなかったけどな。
 俺を見つけた途端、獲物を――」

以下略



261:名無しNIPPER[sage]
2017/12/18(月) 00:07:57.44 ID:2HuMidN00
いいねいいね


262:名無しNIPPER[saga]
2017/12/18(月) 00:09:42.46 ID:78VDBhPt0
「何を?」
「だから、志希ちゃんに今日のこと!」
「言うわけ無いだろう」

 アイドルとのデートを強く否定していたほどだ。それも、志希ちゃんその人に。
以下略



263:名無しNIPPER[saga]
2017/12/18(月) 00:12:29.29 ID:78VDBhPt0
 いっそ開き直る? 志希ちゃんとのお忍びデートの予行演習に付き合ってたんだよって。
 ――いや、プロデューサーに怒られそう。

 さっきLIPPSの皆も見かけたよ! ――悪くない。コレだ。

以下略



264:名無しNIPPER[saga]
2017/12/18(月) 00:15:32.98 ID:78VDBhPt0
「彼?」

 アタシは首を傾げた。
 演技なんかじゃない。一瞬、ホントに誰の――いや、どっちの事を言ったのか分からなかった。

以下略



265:名無しNIPPER[saga]
2017/12/18(月) 00:17:25.83 ID:78VDBhPt0
 彼――志希ちゃんがさっきまで会ったのは、今のアタシ達のプロデューサーだ。

「あの人が? どんな?」
 話を合わせたつもりは無い。純粋に、気になった。

以下略



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