過去ログ - LiPPS「MEGALOUNIT」
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278:名無しNIPPER[saga]
2017/12/18(月) 00:59:17.48 ID:78VDBhPt0
「じゃあフレちゃんさ、志希ちゃんが美嘉ちゃんにヘンな事言ったのも楽しいから?」
 周子ちゃんが尋ねると、フレデリカちゃんは笑顔で答える。
「フレちゃんもおんなじ事するかも?」

「えぇっ!?」
 サラッと言うなぁこの子は!

「シキちゃんと一緒にいると、アタシ自身そうだから分かるんだー♪
 あれだけ自由に振る舞えるの、シキちゃんが皆のこと大好きで、安心しきってるからだよ」

 当然のように、自分のと周子ちゃんのスープを取り替えて、一口啜るとフレデリカちゃんはニッコリと笑った。

「イヤな思いしちゃったら、シキちゃんに怒ってあげると、ちゃんとシキちゃん謝ってくれると思うよ? 優しい子だもん。
 あっ、シューコちゃんコレおいしいからそっちあげるね♪」
「こらぁ、フレ公えぇ加減にせぇよ」
「うわーん、怒られリカ☆」

 頭を両手で抱え、ペロッと舌を出しながら、フレデリカちゃんは横目でアタシの顔を見て微笑みかける。


 そっか――アタシ、志希ちゃんの事、まだ知らないだけなんだよね。

 満足に直接話もしていないのに、勝手に想像を膨らませて、変に思っちゃうのは筋違いだ。


 コントのようにふざけ合う二人の横で、奏ちゃんは呆れるようにフッと笑い、アタシに向けて肩をすくめてみせた。

 アタシも、鼻でため息を漏らし、やっぱり笑うしかなかった。



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