過去ログ - LiPPS「MEGALOUNIT」
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356:名無しNIPPER[saga]
2017/12/18(月) 23:18:38.39 ID:78VDBhPt0
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「勘弁してほしいよ、また俺アイツに怒られるじゃん」
どうやら、フレデリカが仕事を放り出して外をフラフラしているみたい。
ほとほと困った様子で、彼は頭を抱えているけれど、運転手さんは特に気に留める様子は無い。
「お客さん、どこに停めましょうかね」
「えっ? あぁ、適当にロータリーの手前で――あの歩道橋の前辺りでいいです」
しばらくして、ちょうど駅が見えてくる所まで来ていた。
「美嘉、元気そうだった?」
「あぁ。割と声もしっかりしていた。安心したよ」
「私達の中でも、人一倍プロ意識高いもの。美嘉が仕事に穴を開けるはず無いものね」
「宮本さんにも見習ってほしいよ」
「そうね、フフッ」
タクシーを降り、駅に向かって歩く。
これから夕方頃にもなれば、若者だけでなく家路につく人達でさらにごった返す、慌ただしい場所だ。
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