過去ログ - LiPPS「MEGALOUNIT」
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44:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 11:21:57.98 ID:sXivYPE/0
「でも、あたしまでそれに付き合う必要は無い、って事でいいんだよね?」
「そういう事だ。所詮仕事なんだし、いいんだよ適当で」
「アハハハ! プロデューサーさん、担当アイドルにそーいうの言っちゃっていいん?」
「怒られそうだから、他の人には内緒な。おっ――やべ、ミーティングの時間だ」

 壁に掛けられた時計は、もう19時を回っている。

「こんな時間にミーティングをやるってのも非効率っつーか、前時代的だよなぁ。
 大手のくせに――じゃあ、塩見さんもあんま夜更かしするなよ」

「ありがとー、プロデューサーさん♪」

 プロデューサーさんは後ろ手に手を振りながら、いそいそとロビーの方へと歩いて行った。



 だよねー、あたしは適当でいいんだよねー♪


「私は、あの人を信用する気になれないわね」

 帰り道、さっそくこの事を話したら、奏ちゃんは明らかに不愉快そうな顔をした。

 あ――そういや内緒にするんだった。まいっか。



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