過去ログ - LiPPS「MEGALOUNIT」
↓ 1- 覧 板 20
59:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 11:54:34.31 ID:sXivYPE/0
きっかけは、プロデューサーとの話を機に、周子の意識が明らかに変わったのを確認した時だった。
与えられた役割に徹するというのは、確かに正解の一つかも知れない。
でもそれは、主体性や向上心を放棄する事に他ならず、アイドルを目指す者への愚弄ですらある。
私は、そう考える。
何より私を穏やかならぬ心にさせたのは、周子は高い水準であらゆる事をこなせてしまう点にあった。
いい加減な姿勢であるにも関わらず、だ。
負けたくなかった、でも――。
何より、それだけの才能を持っていながら、それを最大限発揮させないのは凡人への冒涜だわ。
発揮させないまま、凡人のままで終わってしまう事も。
ギャフンと言わせれば、周子の心にも火を付ける事が出来るだろうか?
でも、私には――。
――今度のイベントは、失敗したっていい。
あの時の、美嘉の言葉が思い出される。
あえて失敗、してみるのはどうだろう。
そう考えたのは、きっと愚かだったのでしょうね。
769Res/709.86 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。