過去ログ - LiPPS「MEGALOUNIT」
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600:名無しNIPPER[saga]
2017/12/21(木) 00:34:20.64 ID:taHfCPeM0
「私が、ですか?」
事務室の応接スペースで、間の抜けたプロデューサーさんの声が響いた。
あたしはフレちゃんと一緒に、彼らの隣で素知らぬ顔でゲームしてる。
チーフさんは、いつものようにとても穏やか〜な顔と声で、懐疑的な表情丸出しのプロデューサーさんに語りかけた。
「やはり、これまでLIPPSを引っ張ってきたという実績を考えると、当日はあなたにプロデューサーをお願いしたいんです。
もちろん、それまでの調整は全て僕の方で済ませますけど――どうも、ね」
「どうも、何ですか」
「いや、どうも彼女達は、あなたの事が恋しいようで」
「アリさ――」
コホン、と咳払いをして、プロデューサーが改める。
「チーフが彼女達の世話をしたくないから、とか、そういうのは無しですよ」
「元はと言えば、そちらが押しつけてきたんでしょう?」
言葉は刺々しいけど、チーフさんの表情はどこまでも穏やかだ。
「責任を持たない、というのは、あなたの言う道義に反することではないでしょうか?」
おっ、イイこと言うやんチーフさん、言ったれ言ったれー。
「あぁっ! ちょっとフレちゃん、今のナシ、ナシ! あぁーっ!!」
「あー死んじゃった☆ ゴメンねシューコちゃん、爆弾の置き方違った?」
「あれは無いわー、もーまたやり直しやん」
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