過去ログ - LiPPS「MEGALOUNIT」
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650:名無しNIPPER[saga]
2017/12/22(金) 21:21:48.00 ID:vQzT5qlo0
結局、あー、とか、うー、とか、要領の得ない言葉ばかり繰り返した後、そいつはその場をフラフラと去って行った。
何がしたかったんだ、あの野郎。俺をイライラさせるのが目的か?
これだけで、187プロの報復が終わるとは思えない。気を引き締めるべきだ。
そう思っていたが、しばらくして美城常務と会った際、彼女の口から発せられたのは、意外な一言だった。
「187プロの事は、もう心配は要らない。既に手を打ってある。
予期せぬアクシデントが起こる事は無いだろう」
俺は、常務の言葉を信じる気にはなれなかった。
現に俺は今、奴らからの――まぁ取るに足らない嫌がらせレベルではあったが――先制攻撃を受けたばかりなのだ。
第一、組織のトップが、そんな楽観的な見解を軽はずみに口にするべきではない。
「その筋の組織に協力を求めてある。彼らが仕事を誤る事は無い」
だが、常務は依然としてその見解を崩す事は無さそうだった。
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