過去ログ - LiPPS「MEGALOUNIT」
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67:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:28:05.17 ID:sXivYPE/0
「ぶっちゃけ俺もそう思うけどね」
「ぷ、プロデューサー!?」
そういう気の抜いた事、言って良いの?
「あぁ悪い悪い。もちろん、油断しちゃダメだぞ。
例えば、高垣楓さん。あの人のように、毎年ウチの代表候補に名を連ねる実力者もいるしな」
モデル出身の美貌に加え、美麗な歌声によるステージパフォーマンスの評価も随一。
楓さんは、私の到達目標の一つでもある。そして、アイドル・アメイジングへの切符は一枚だけ。
サマーフェスで、彼女に勝つのは容易な事ではないけれど、目指すからには避けられない。
「ただ、他の事務所にだって、彗星のごとく現れる大型新人アイドルってのも、無い訳じゃないらしいからな。
勝って兜の何とやらで、一つ一つの目標に誠実に取り組む事が大事だとは思うぞ」
「でも、ぶっちゃけちゃうと?」
「まぁサマーフェスさえパスすりゃほぼほぼかと」
「プロデューサー! 周子も乗せちゃダメでしょう」
冗談だよ、なんて周子と笑うプロデューサー。いつの間にこんなウマが合うようになったのかしら。
大体、サマーフェスで優勝する事さえ果てしなく難しいというのに。
やはり、私はあまりこの人の事を信用できないと思う。
その疑念が生まれつつあった頃の事――。
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