過去ログ - LiPPS「MEGALOUNIT」
1- 20
97:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 13:58:05.68 ID:sXivYPE/0
 会場となるCDショップに着くと、駐車場から私達はスタッフ専用の通路を通り、控室に案内された。

 控室と言っても、テレビ局や劇場等にある楽屋のようなものではなく、お店の備品が雑多に保管された横に白机とパイプ椅子が並べられた簡素なもの。
 普段はスタッフの休憩室兼倉庫となっている部屋のようだった。


「へぇー、結構扱い軽いんだねー美嘉ちゃんもいるのに」
 興味深げに備品をゴソゴソと漁り出した志希を、プロデューサーがやんわりと制止する。

「まぁ、こんなもんだよ。アタシ達がどうっていうより、会場の大きさとかにもよるしさ」
 パイプ椅子に腰を下ろし、美嘉は自前の化粧道具でさっそくメイク直しを始める。
 さすがに慣れたものね。

「それに、今日は業界の人しかいないらしいし」


「――んふふ、そうねー」

 美嘉のさりげない呟きに、周子がニヤリと笑った。
「あまりお客さん多いと、シューコちゃん緊張して声出んくなるからなー♪」

「良かったぁ、フレちゃんもっとカメラマンさんとかいっぱい来てたらどうしよーって思ってたんだー」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
769Res/709.86 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice