過去ログ - 【ラブライブ!】1レスSS書くのでお題ください【ラブライブ!サンシャイン!!】
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503:名無しNIPPER
2018/02/18(日) 14:54:20.42 ID:3q5gIlsj0
 家では勉強が出来ないので、早寝早起きをすることにした。
 練習で疲れているからと早く布団に入り、朝早くの夜が明ける前には制服に着替え出ていく。
 そこで神田明神にまで足を伸ばし、ちょっとウトウトとしているうちに明るくなり始めるので勉強を始める。
 一応、朝練も部活の範疇に入っているので、参加することはできないから、
 教科書とノートを友達にして、ぶつぶつと呟きながら一人寂しく過ごすのである。

 そんな生活が1週間続いたあたりで、私に変化が生じてきた。
 なんと、授業がよく分かるようになったのだ。
 今まで何を言っているのかちんぷんかんぷんだった英語の授業も、数学の授業も、
 というか国語以外の全部の授業で理解が進むようになった!
 それだけじゃない、勉強が楽しくなりはじめて、朝起きるのが苦にならなくなりました!
 早ければ早いほどありがたい、神田明神の長い階段を往復するのも、ありがたい。
 ――海未ちゃんはそんな穂乃果のことを、気持ち悪いと最低な表現をしました。そんなことを言うのは真姫ちゃんだけでいいです。

 そして臨んだ補習。
 勉強もバッチリして、おおよその範囲をカバーした私に死角などなかった。
 どんどんと問題を解き、その日のうちに採点が帰ってきて、部活動の参加を許可された。
 しかし待っていたのは絵里ちゃんと海未ちゃんのお説教。
 もっと前から勉強をしておけばよかっただの、もうテストで赤点を取ったら退部してもらうだの
 そんな風に穂乃果を蔑ろにしていると、いつか損するんだからね! と、お説教にうなずきながら考えていたら、集中しなさいと怒られた。

 そしてやって来たお小遣い日。
 今日まで隠し通してきたのは奇跡だと言っても良い。
 お父さんはともかく、お母さんはかなり鋭い性格をしているから。
 どこでその地獄耳を発揮して、私の補習のことを知ったかもわからない。
 でも、もしそうだったらすでに怒られるか何かしているはず、何も言われなかったってことはバレなかったってこと。
 
「さてー、今月のお小遣いはどれほどかな〜?」

 封筒の中身を見て、私は落胆した。
 半分以下に減らされたお金を見て悟る。

「バレてた……あはは……」


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