過去ログ - 【ラブライブ!】1レスSS書くのでお題ください【ラブライブ!サンシャイン!!】
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517:名無しNIPPER
2018/02/20(火) 01:18:40.17 ID:2EAZ7nmx0
 果南さんの目にやる気が浮かび始めた。
 長い間おじいちゃんと一緒に暮らしているせいか、お年寄りの話をすると彼女は弱い。
 もっとも私だって賞金の一部を山分けしようとか、そんな下世話な目的で果南さんにカメラを渡したわけじゃない。

 私のおばあちゃんの余命はわずか半年。
 そんな身体の中、私のためにカメラを買ってくれた。
 それが水中撮影専用というのはご愛嬌だけども、なんとかおばあちゃんが生きているうちにこのカメラを使いたいのだ。

 そしてもしも、写真を観てもらうことができれば、おばあちゃんも元気になってくれるかもしれないから。

「わかったよ、梨子のおばあちゃんの事は私も知っているし、たしかに元気になって欲しいもんね」
「ありがとうございます、果南さん」
「でも、梨子もダイビングするんだよ、千歌と曜にはフォローさせるからさ」
「はい、撮影は難しいにせよ、同じ景色を観ておばあちゃんに説明したいです」

 そして後日。
 ダイビングスーツに身を固めた、千歌ちゃん、果南さん、曜ちゃん、そして私の4人は海に潜った。
 淡島近くの海はとてもきれいで、魚達がなんでも知ってそうな雰囲気を持っていた。
 カメラを持ち先導をする果南さんに遅れないよう、 千歌ちゃんや曜ちゃんにフォローをしてもらいながら
 ぐんぐんと水の底に潜っていく姿を、浅い場所で眺めながら、彼女がカメラを向けて撮影していくのを見る。
 


 撮影された写真の一部は、手紙を添えて私のおばあちゃんに贈った。
 たいそう喜んでくれたらしく、カメラを贈った甲斐があったと何度も親戚に言ったという。
 しかしその2週間後、容態が急変しおばあちゃんは亡くなってしまった。
 
 果南さんと私は涙に暮れたけども、写真コンテストのビギナー部門の結果が出るのを待つことにした。

「じゃあ、せーので見るよ、せーのでね」

 写真を編集部に送ってから数カ月後、ついに雑誌の発売日を迎えた。
 入賞の発表は雑誌の発売に変えているから、今までは連絡がなかった。
 Aqoursのメンバー全員で雑誌の内容を観て――

 私と果南さんは思い切り抱きしめあった!


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