過去ログ - 【ラブライブ!】1レスSS書くのでお題ください【ラブライブ!サンシャイン!!】
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666:名無しNIPPER
2018/03/17(土) 16:47:43.95 ID:el3RXDP20
「じゃあ、早速、鞠莉さんに妹として近づいて……」
「ブッブッブー! ですわぁ!!」

 ダイヤさんが天井から落ちてくる。
 ドスンと大きな音がして、私は慌ててあたりを見回した。
 うるさくしたらおこづかいは減額である、少しは自重してほしい。

「お、おねえちゃぁ!?」
「全くなにを話し合っているのかと思えば、金の無心など、それは! 破廉恥というのですわ!」
「天井に張り付いて盗み聞きするのは破廉恥なんじゃないですか」
「わたくしはいいのですわ」

 なにそのガバガバ理論。

「まったく、あなた達という人は!」

 お説教が始まりそうなところでルビィちゃんとアイコンタクト。
 
「おねえちゃぁ、ごめんなさい」
「そうだよね、立派なお姉ちゃんからしたら千歌たちの行為は許せないよね」
「ふん、そうですわ、まあ、今から殊勝な態度をしたところで遅いのですが」
「こんなルビィ、Aqoursにいらないよね」
「ほんとう、こんなリーダーAqoursにいらないよね」
「ちょ、お待ちなさい! ふたりとも!」
「いいのいいの、お姉ちゃんは立派な行為をしていると思う、立派なお姉ちゃんは不出来な妹たちのことなんて気にしないでいいの」
「お姉ちゃんはいつも立派な人、千歌たちみたいな妹のことは忘れて新しい妹をたくさん作って幸せな思いをすればいいの」

 言っていることは意味不明だけど、ダイヤさんには利いた。
 ダイヤさんが目に涙を浮かべながら本物の妹を差し置いて私を抱きしめにかかった。

「いいのですわ! あなたも大切な黒澤家の一員! 色々と間違えることは合ってももとに戻れると信じておりますわ」
「えへへー」
「ルビィもしっかりしてきたと思いますし、ほんとう、わたくしってば目が節穴ですわね、こんなに立派な妹を疑うなんて」
「えへへー」
「ああ、私が間違っておりましたわ、さあ、鞠莉さんを籠絡するのでしたわね、ふふ、この不肖黒澤ダイヤが協力すれば百人力ですわ!」

 なお、この後鞠莉さんを籠絡しようとするも、ダイヤさんは百人力どころか一人の力にも及ばなかった。


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