過去ログ - オール安価でまどか☆マギカ 22
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64: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2018/02/03(土) 18:40:50.69 ID:oyibTaaN0
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昼 白羽女学院
昼前に家を出ると、はるばる見滝原から離れた白女の校舎まで足を延ばしてやってくる。
今は昼の時間らしく、庭園のような場所でマットを敷いて外で食べている姿もあった。女学院の名の通り、見る限り女しかいない。
折角お嬢様学校なんてものをお目にかかる機会が出来たんだから、まじまじ見ておくのも悪くはないがまずは昨日の続きの挨拶だ。
敷地内に足を踏み入れると、豪奢なベンチに腰掛ける。
あすみ『……おい、話の途中で電話切るなよ。今後のこと考えなきゃだろ?昨日の話、どうやって近づく気さ』
織莉子『それは……』
美国が一瞬口ごもると、次の言葉を考えさせないうちにこちらから提案をする。
……使われるのは御免だ。ペースはこっちが持っていく。
あすみ『私が先に会ってきてやるよ。自分で言うのもなんだけど、この姿なら警戒されにくいっしょ?』
あすみ『それからアンタのこと紹介すれば印象もちょっとはマシになるでしょ』
織莉子『……そうね。それなら、まずはそれで頼んだわ』
主導を奪われることに慣れていなかったのか、何かを考えたのかは知らないが、少し戸惑いを見せたものの美国は了承した。
織莉子『信頼させるなら、何か“イベント”を用意したほうが効果があるかしら?』
あすみ『例えば?』
織莉子『魔女に襲われる場所に誘導して、敢えて助けるのはどうかしら。自分や大切な人を助けてくれた人を敵だとは思わないでしょう?』
あすみ『あー、古典的だねぇ……』
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