過去ログ - オール安価でまどか☆マギカ 22
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848: ◆xjSC8AOvWI[sage]
2018/04/11(水) 23:52:45.02 ID:b+21xlYQ0

 その違和感――怒りともいえる感情は、キリカが自分の事を『どうでもいい』と言ったことに対してだ。

 何かを知っている。知っていて、ごまかしてる。


桐野「……よくわからないけど、どうでもよくはないよ! オレが危険なら、女の子のほうがもっと危険だ!」

キリカ「わっ」


 鞄にごそごそと手を突っ込んで、その中にある小さな包みをキリカに持たせる。

 ……今日の家庭科の授業のおまけだった。メインを早く作り終わって、余りの材料で作ってた小さなどら焼きだ。


桐野「これあげるから、帰るよ」

キリカ「なにそれ! 餌付けしないと言うこと聞かない子じゃないぞ!」


 キリカはそう言いつつも黙って食べていた。――だって、キリカは昔からそういうの好きだったし。


 …………怒ってたから、思ったよりも積極的に出ちゃって会話の続かなさに気まずくなる。

 こういうやりとり、昔だったら普通にしてたっけ?

 とにかく今は、キリカのごまかしたような言い方から、尚更こんなところに少しでも長く居てはいけないと思った。


キリカ「…………」

桐野(……勢いとはいえ、手を握ってしまった。さっきのストーカー疑惑からこれ以上気持ち悪がられないといいな…………)



 周りに車も人も通らない町外れは静かだった。



1和菓子についての話
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