過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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123:名無しNIPPER
2018/02/27(火) 12:14:37.61 ID:XSqQyOqG0
 穂乃果が住んでいる場所の最寄りの駅までたどり着く。
 ツバサとバカ話をしていたらあっという間だった。
 まさか周りの人も、あの元A-RISEでトップアイドルの綺羅ツバサが悪代官というゲームにハマった挙句
 時代劇に出てみたいと駄々をこね、マネージャーから家庭用ゲーム禁止令を出された話とかするとは思うまい。
 
 私は綺羅ツバサ! 趣味はインスタグラム!
 とかのほうがよっぽど彼女のイメージに合ってる。いや、私はインスタグラム知らないけど。
 実際ツバサは写真好きではあるけど、写された瞬間には変顔をするようにしているとか誰も信じてくれないはずだ。
 特に、さっきツバサが来た瞬間に余裕の表情が崩れて一気に泣き顔になってしまった聖良さんとか。
 妹の理亞さんに(彼女はたまたまオフだった)電話でなまらすげー! とか叫んでたけどね、ギャップ萌えってやつかしら。

「さてと、穂乃果は……」
「まだ来てないのかしらね?」
「高校時代のマゲは相変わらずだから、結構目立つと思うんだけど」

 二人してキョロキョロと周りを見ながら歩き回る、
 LINEも私の最後のメッセージに既読が付いたままで、新着はない。
 よもやどこかで事故にでもあってはいないかと心配になり始めた時、
 こちらに向かって走ってくる人影が見えた。

「おーい! おーい!」

 穂乃果だ。
 マゲをぴょこぴょこと揺らしながら走ってきた彼女は、両手に袋を抱えていた。

「何持ってるの、穂乃果」
「ウコンのチカラだよ! 飲むからね!」
「だからって両手にあふれるほど買う必要は……」
「いや、別に全部がウコンじゃないよ、私の買い物もあったんだよ」
「穂乃果さん私服は無印良品で買うのね」

 では飲んだ帰りに行けばよかったのでは? と思ったけど、まあ時間をつぶす意図もあったのかもしれない。
 それにしたって買いすぎだと思うけど。


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