過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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19:名無しNIPPER
2018/02/18(日) 02:39:43.16 ID:3q5gIlsj0
 凛の部屋にたどり着くと、もうすでに先客がお酒を酌み交わしていた。
 その様子から察するに、凛はまだ手料理は作っていないみたい、テーブルに載せられた料理は順調に減ってる。
 しかしどの女の子も可愛い、そして若い、お酒を飲んでいることから察すると二〇以上なのは間違いないけど。
 
「じゃあ、主役は座ってて、凛、料理作ってくるから」
「主役て、周りが芸能人みたいに可愛い子ばかりで、どう過ごせと?」
「だいじょうぶだいじょうぶ、今日来たメンバーはみんなμ'sのファンだから」

 それは違う意味でだいじょうぶではない気がする。

「芸能人が嫌ならアスリートもいるよ、ほら、一番端に座ってるあの子」
「端に?」
「高飛び込みの選手で、オリンピック候補の渡辺曜ちゃん」

 何処かで見た顔だなというのと、名前を言われてはっと気づいた。
 彼女は確か、スクールアイドルAqoursのメンバー。
 凛は仕事でμ'sの再来と呼ばれた彼女たちにインタビューに行ったはずだ。
 その際に私とにこも同行して、練習風景を見たことがある。
 
「へえ……掛け持ちしているって言ってたけど、オリンピックに出るほどの選手なのね」
「その隣りにいるのは鹿角姉妹のお姉さんの方で、散らばっているのはあり……」
 
 あり?

「な、なんでもない、とにかくアイドルとかタレントさん、コミュニケーション能力があるから大丈夫だよ」
「料理をつくるなら私も手伝うわよ」
「残念ながら、ロシアの血が入っていると、凛の家の台所には立てない呪いがかけられてるんだよ」
「呪いなんて、そんな非現実的なものあるわけないじゃない」
「希ちゃんがかけたから、たぶん、本当だよ」

 希はちなみに現代に蘇った安倍晴明とも密かに呼ばれている。


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