過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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195:名無しNIPPER
2018/03/03(土) 11:29:15.42 ID:6MsEYCRx0
「深夜ですが……妙に静かですね?」
「亜里沙はいないのかしら? LINEを送っても既読にならないし、海未もそう?」
「ええ、あんまり送ると迷惑になるかもしれないので、自重はしていますが」

 私からのLINEは時々既読スルーを決める亜里沙だけど、海未のものとなる別だ。
 一言だろうが、長文だろうが必ず返事を送るし、忙しい時に来た場合は誰かは知らないけど代筆を頼んでいるらしい。
 そういう傾向すらないときなんてことは今までになかったのでさすがに焦る。

「とりあえず部屋の中に入ってみます?」
「これで部屋で寝ているだけなら安心なんだけどね……」
「靴がないですからそれはないでしょう、何かメモ書きでも残っているかもしれませんし」
「ああ、それなら海未が見てきてくれる? 私は部屋に入るの禁止されているから」

 海未は委細を承知しているらしく、特に何も言わなかった。
 
「さて、じゃあ私はツバサに連絡でも取ってみましょうか」

 味方にすると頼りになるし、敵にするとこれ以上厄介になる相手もいない。
 まるでどこぞのラスボスみたいなキャラだなと思いながら、LINEを送った。

エリー:深夜遅くにごめんなさい、ツバサ起きてる?
TSUBASA:あらこんな時間に珍しいわね、最近は規則正しく過ごしていたんじゃないの?
エリー:ええ、ちょっと緊急事態で、妹を探しているんだけど何か知らない?
TSUBASA:エリーは私を探偵か何かだと思ってる? 一応職業アイドルなんだけど
エリー:ごめんなさい、さすがに分からないわよね。ツバサならなんとかしてくれるかもって思ったんだけど、気が動転してたわ
TSUBASA:信頼は嬉しい。でも……と言いたいところだけど、案外知っちゃっているのよね
エリー:あなた本当はアイドルじゃないんじゃないの? 
TSUBASA:この前、アイドルが固まって、たむろしていたから声をかけたらモーセの十戒にみたいになったわ


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