過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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223:名無しNIPPER
2018/03/05(月) 16:38:53.86 ID:sGQQTFFj0
 亜里沙と別れて、電車に揺られること1時間ほど。
 東京の中でも有数の緑が多い場所にたどり着いた。
 なんとなく私たちが暮らしていた場所よりも空気が澄んでいる気がして、胸いっぱいに深呼吸をする。

「さてと、確かアイドルの一人と待ち合わせを……」

 駅前の喫茶店クローシェに向かう。
 結構流行っている店らしく、まだ9時くらいだと言うのに7割の客の入りだった。
 当分の生活費は亜里沙に出してもらっているけど、無駄遣いは良くない。
 相手側が奢ってくださいと言わない限り、安く済ませるつもりでいた。

「絢瀬絵里!」
「……あれ、どこかで聞いたことがあるツインテールの声がする」

 以前、アンリアルの評判をネットで調べた時に邪悪なツインテールとか、堕天使ツインテールとか呼ばれてた彼女。
 片割れのルビィちゃんが天使のように可愛いと評判なせいで、ハスキーな声とツンツンした態度はブレイクを妨げていた。
 μ'sには小悪魔ツインテールがいたけど、案外にこはツインテールを解く回数が多い。
 最近めったにツインテールにしなくなったし。年齢を考えれば仕方ないんだけど。

「な、なんで絢瀬絵里がここに……」
「ついに事務所を解雇でもされた? こんな時間からフラフラしているなんて」
「か、解雇なんてされてない……! 私は待ち合わせなの、新しい人が来るって聞いて」

 ん?

「名前は確か、澤村英梨々……だっけ」
「違うわ、澤村絵里よ」
「ああ、そうだった! ……って、なんであなたが……まさかっ!?」
「どうもこんにちは、澤村絵里です」
「あ、どうもこんにちは……って違う! プロデューサーの紹介じゃすごく優秀で賢いって」

 なんてことを吹聴しているんだプロデューサー。


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