過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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26:名無しNIPPER
2018/02/18(日) 04:08:58.59 ID:3q5gIlsj0
(矢澤姉妹との飲み会編)

 UTXの芸能科では、平日は午後にレッスンがはじまる。
 授業はどうするのかと伺ったところ、勉強面では期待されていないとのこと。
 その中で学力テストでもトップを勝ち取っていた綺羅ツバサ何ていうのは、化物だったのだ。
 土日は一日中レッスンが続き、講師も生徒もヘトヘトになるそうで――

 なので、にこはお酒の付き合いがあまり良くない。
 μ'sで飲むってことになれば参加はするけど、後日に響かないように調整している。
 ただ、私たちはお酒に弱いメンバー(筆頭が真姫)がいるので、その世話をしなければいけない。
 後日に疲れを残すか、酒を残すかで随分と逡巡していたのを覚えている。 

 そんなにこから、お酒でも飲みましょうというメールが届いた。
 なんでも、最初は真姫を誘ったそうだが、急な仕事が入りオジャンになったらしい。
 他のメンバーは随分と忙しいそうだものね、なんて、忙しい筆頭株が言うのだから笑えない。
 こういうときのために私はあえて働かないの、と亜里沙に言ったら凍えるような視線で見られた。

「ええと、にこはたしか引っ越したのよね」

 何をしているのか定かではない亜里沙とは違い、にこのお母さんはバリバリのキャリアウーマン。
 年齢を積み重ねてきたのと、娘達が働くようになったことによって仕事量も減り、家に帰れる日も増えたとか。
 ただねえ……仕事が好きっていうのがあまり理解できないのよねえ……そのせいで、何日も家を開けることもあるらしいし。
 私なんぞが家を開けようものなら、パソコンは内々に処理され、部屋に乱雑においてある書籍類も掃除されるに違いない。

「都内一等地……なんだか先日そんな場所に立っていたような……」

 しかも、凛が住んでいる場所と同じようなタワーマンション。
 つくづくお金持ちは高い所に住みたがるな、と思わずにはいられない。
 ちなみに私の家も高層階である、もちろん家賃はお安いけど。


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