過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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28:名無しNIPPER
2018/02/18(日) 04:36:41.99 ID:3q5gIlsj0
 それはともかく。

「にこはいないのね?」
「お姉さまは今食材とお酒を買いに行っています」
「そうなの……あら、このポスター」

 にこの家にはあらゆる場所にポスターが貼ってある。
 その横には数字が書かれた紙があり、上矢印とか、下矢印とかが書いてある。

「ああ、それはお姉さまが面倒を見ているグループのポスターです」
「へえ……この数字は?」
「UTXの学内ランキングとか、スクールアイドル公式サイトの順位とかですね」

 こう言っては失礼かもしれないが、身体は小さいけど面倒見のよさと器の大きさがあるにこ。
 結構小学校とかの教師に向いているのかなーなんて思ったことがあった。
 それが超有名校のUTXで講師を務めることになろうとは……回り道も人間するものなのね。

「では、絵里お姉さま、お姉さまが来るまで私がお相手しますね」
「お、お手柔らかに……」
「安心してください! 今日はお代金はいただきません、ノルマもありませんし」
「え、ええ、なんでもにこがお酒代も出すとか、お財布は持ってきたけど……」
「さささ、まずは一杯、お注ぎしますね?」

 そう言っている間でも、こころちゃんは私に体を寄せる。
 おかしい、女性だけを相手にしているならここまでのボディータッチは必要なんだろうか?

「ん、いい匂い、本当注ぎ方が上手ね」
「お褒めいただけて光栄です」
「甘い口当たり……これ、飲んだこと無いかも」
「ドンペリです」

 ――え?

「嘘です、これはシャンパンですよ、通販で取り寄せた一級品です」

 お、お姉さん、ちょっと肝が冷えちゃったなあ……


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