過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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名無しNIPPER
2018/03/15(木) 04:44:22.54 ID:7cpoxBve0
夕食もすんで(材料がなかったので店屋物)から
では順番順番でお風呂に入りましょうということになった。
新参者の私は最後でも構わないと言ったのだけど、
「ここは年功序列で!」
と、善子さんが宣言したため一番最初に入ることになった。
亜里沙と同居していた時は、彼女がオフの日以外自分が一番風呂だったので
なんとなく得をした気分になる。
ただ頭をよぎったのが、お風呂掃除をしているのかどうか。
年長者の決定にも余裕で逆らいそうな朱音ちゃんでさえ、どうぞどうぞと言った感じで
私をお風呂に勧めてきたのでちょっと心配ではあったんだけど。
でもそれは杞憂だった。
お湯は飲めそうなくらい綺麗だったし、浴室自体も掃除が行き届いていた。
この掃除のスキルをなぜ料理に活かせないのかちょっと疑問ではあったけど
綺麗なものに文句を言っても仕方ない。
世間一般では浴槽に入ってから体を洗うみたいだけど、
流石に汗をかいた身体で、今後みんながお風呂に入ると分かっていながら
湯船に浸かるというのは心が引けた。
洗面器をよく洗ってから、お湯を入れてボディソープを入れ泡立てる。
本当はボディタオルを使っていつもは体を洗っていたけど、今日は忘れてしまったから。
「し、失礼します」
その時、浴槽の扉が開いて冷気とともに入ってきたのは善子さんだった。
「あれ、どうしたの?」
「ご奉仕します」
言い方がちょっとアレだけど、これは距離を詰めるチャンスではないか。
μ'sではよく裸の付き合いというものがあったし、
これを積極的に取り入れればみんなともっと仲良くなれる――かもしれないし。
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