過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
1- 20
288:名無しNIPPER
2018/03/15(木) 04:45:17.76 ID:7cpoxBve0
「澤村さん、元々アイドルかなにかしてました?」
「スクールアイドルを少々」
「やっぱり! 動きを見て只者じゃないと思った!」

 前の方も洗いたいと如実に主張をする善子さんのリクエストは聞かなかった。
 彼女の持ってきたボディタオルで体を洗いながら、更に続きを促す。

「でも、基礎的な動きは子供の時にやってたバレエの影響が」
「あー、筋トレとかもすごくできてましたしね、普段からトレーニングしてるんですか」
「身体を動かすのはわりと好きみたい、こう、昔は動かないでいることが多かったから、何分かに一度柔軟とか」
「私も元々、スクールアイドルで」

 知ってます。
 でも、その事を言うのは憚られた。
 明らかに話題がシリアスな方向に流れつつあったから。

「結構良いところまで行ったんですけど、まあ、学校も廃校が決まって、
 そこからアイドルのこと結構勉強して、μ'sってすごかったんだなーって思いながら 
 卒業をして、就職をしました。同級生のルビィやマルは進学して
 彼女たちを結構羨ましく思ったりして、でも、就職先は結構ホワイトでしたから
 仕事にやりがいを感じながらも、ちょっと寂しい気持ちもありまして
 20歳になって成人式に行ったら、ルビィが大学を中退してアイドルやり始めたのを知りました
 結構実家から怒られて、縁を切られる寸前まで行ったそうですけど……それでもやりたいって
 私はその時、自分が本当にやりたいものってなんだろうって考えました
 仕事もいいけど、夢を追いかけてるルビィが羨ましくなって
 で、迷惑をかけつつ、一緒に練習とかして――でも踏ん切りがつくまで2年かかりました」

 浦の星は廃校になってしまったんだな……
 それにしてものほほんとしているルビィちゃんだけど、そんな過去があったとは。
 
「花丸さんは?」
「マルも一緒に練習してましたけど、アイドルじゃなくて誰かを支える仕事がしたいって
 ……ん? どうしてマルが花丸って名前だって?」
「案外あなた達有名人なのよ、Aqoursのメンバーの名前は諳んじられるわ」

 善子さんは本当に驚いたような顔をした。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
984Res/926.27 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice