過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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314:名無しNIPPER
2018/03/19(月) 20:44:50.18 ID:Tywam5jA0
「すみません、このお礼はお店に行ってしますから」
「せめてもっと別のお礼にならない?」
「い、いいところですよ?」

 ちょっと、今はスキャンダルになってしまいそうなニュースは遠慮したい。
 私個人が迷惑を被るのは良いけど、指導している子たちもいるので……。

「ふう、少しだけ楽になってきました」
「そう、家まで送りましょうか?」
「うーん、というかここ、どこなんです?」

 そういえば、こころちゃんの職場は銀座の一等地にあるそうだから
 このあたりは全然テリトリーの範囲外。
 
「先輩の家が職場の近くにあって、そこでみんなで飲んでいました、それからまったく記憶がなくて」
「歩いてきたとしたら、結構あるんじゃないかしら? 2時間くらい?」
「ちょっと悪酔いをしたみたいですね、仕事でもこんなことはないのに」

 ええと、確かここからにこの家は……タクシーで20分くらい。
 ここから歩いて駅まで10分だとすると、電車で最寄りに向かって……。

「タクシーにしましょう」
「絵里お姉さま、お金は」
「出世払いでお願いします」

 平身低頭。

「頭を上げてください、そんな、元は私が悪いんです」
「うう、心遣いが痛いわ。でもここじゃタクシーが停車しづらいからコンビニに向かいましょうか」
「はい、あと、頭を上げてください」

 こころちゃんは私の平身低頭スタイルはお気に召さないらしい。
 亜里沙あたりは腐った家畜の肉を見るような目で見下してくるのに……。

 コンビニの店員さんにタクシーを呼んでもらい、しばらくのんびりしていると(申し訳ないのでちょっと買い物した)運転手さんがやってくる。
 事情を説明し、とりあえず逃げ出したカップルではないことを理解してもらいタクシーに乗り込んだ


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