過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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365:名無しNIPPER
2018/03/28(水) 02:12:38.31 ID:JYV/+s280
「違うわよ、あんたがバカなのよ」
「理亞! なんでこいつ連れてくんのよ!」
「だって私だと今の女子高生が何勉強しているか分からないし」
「こいつだってババアじゃないの!」

 理亞さんよりもかなり年上の私に対してなにか一言。

「もう、朱音! 今日はふたりとも先生なの!」
「エヴァの教え方が良ければこんなことには……!」
「ハイハイ喧嘩しない、さっき朱音ちゃんのテストの結果を見せてもらったけどね……」

 ヤバイ。
 アルファベットの小文字の「a」と「q」がどっちがどっちだか分かってない。「b」と「d」の違いを判別しているかどうかが怪しい。「base」を「バセ」って読んじゃうレベル。
 よくもまあ、高校に入学できたと感心してしまうくらい(むしろなぜ進級できたのか不思議だ)で、他の教科も国語以外はズタボロだった。

「赤点を回避することに集中しましょう」
「はん! そんな程度の低い目標! この統堂朱音をバカにしているの!?」
「ごめんね。朱音ちゃん、あなたはバカです」

 凛と穂乃果にさえ、面前でバカ呼ばわりしたことがない私が、ついに相手に向かってバカと言ってしまった。
 だって日本史のテストでわからないところは全部聖徳太子って書いちゃうような子だもの! あたってる確率は限りなく低いよ!

「でもね、今からやればせめて猿がゴリラになるレベルにはなると思うの」
「な、な、せめて人間で例えなさいよ!」
「ごめんなさい、クロマティ高校くらいには入学できるわよね……」
「悪化してんじゃないのよ!」


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