過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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387:名無しNIPPER
2018/04/01(日) 23:35:20.56 ID:XjrgiGRP0
 ちなみにだけど、理亞さんは男性と女性どちらを選ぶかと問われると、必ず女性を選ぶらしい。
 
「なんで? 装備が可愛かったりするから?」
「攻略ヒロインが全面に出ててなにが悪いの?」

 うん、その理論……イエスだね!

 フラゲをしているのは家電量販店とかではなく、個人経営の小さな店だとか。
 もちろんバレれば出荷を止められる可能性があるとかで、販売をするのは常連のみ。
 私が言っても売ってくれないんじゃないかと、理亞さんに弱々しく告げると。

「自分が代理のものだと渾身丁寧に説明して、どうしても当人が来れない、お金が必要なら倍払うと宣言しろ!」

 ちなみに倍払う場合費用は私持ちらしい、解せない。
 まあ、月末の金曜日(エロゲの発売日)が迫っているから仕方がない部分もあるんだろうけど。

 人通りの少ない道を通り、路地を抜けた先にはいかにも古ぼけてなんにも売ってませんよ、というゲームショップがあった。
 とても、スパロボがあるようには見えない。F完結編とか置いてないだろうな……?

 ん?
 と、店に迫ったところで、髪の毛の両端をお下げにした見覚えのある女の子(という年齢でもない)に出会った。

「希……?」
「あ、エリちやん! 助かった!」

 希は表情を輝かせて、私に手を取る。
 それは再会の喜びを示したものではなく、どう考えても厄介事を押し付けようとする笑みだった。
 おかしいな、わりとこの厄介事を押し付ける時に笑ってくる知り合い多い気がするんだけど?

「いやあ、花陽ちゃんに頼まれてきたんやけど、ウチゲームとか分からないから」
「花陽に? そういえば先日の夜からLINEがブッツリと途切れたけど」
「あんまりにも眠れなくて、倒れてしまったんよ」


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